偉人のエピソード逸話集

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中曽根康弘

中曽根康弘(なかそね・やすひろ)略歴
1918年~(大正7年~)内閣総理大臣(第71・72・73代)。政治家。衆議院議員連続20回当選(1947年~2003年)。群馬県高崎市末広町に生まれる。東京帝国大学法学部卒。内務省に入る。内務省を退職し、昭和22年、 衆議院議員総選挙で初当選。科学技術庁長官、運輸大臣、防衛庁長官、通商産業大臣、行政管理庁長官、内閣総理大臣などを歴任した。

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中曽根康弘の知られざる逸話

平成22年11月7日

題名:「政界で随一筆まめな政治家中曽根康弘」



松下幸之助が晩年私財を投げ打って設立した松下政経塾から多くの政治家を輩出している。野田佳彦財務大臣、前原誠司外務大臣、玄葉光一郎国家戦力担当大臣などみなそうであるが、松下幸之助が存命中、松下政経塾の塾生に一番始めに教えることが礼状を書くことであったといわれる。著名な先生が講師としてくるのだから当然かもしれないが、このことを社会に出てからもずっと続けるのとそうでないのとでは大きな違いがあるだろう。

政界で随一の筆まめといえば以外にも中曽根康弘元首相ではなかっただろうか。同期で当選した田中角栄元首相に比べると気配りや、人の心を掴むといった人間力の部分ではまるで劣ると思われがちだが、筆まめであることにかけては中曽根の方が上であったかもしれない。やはり総理になるだけのことはある。

経済小説作家のパイオニア、故・城山三郎(しろやまさぶろう)が中曽根総理(当時)とゴルフをしていたときのこと。ハーフが終わって昼食をとっている時に「城山さん、最近どういう本が面白かった?」と訊かれ「騎兵として軍隊にいった作家伊藤桂一さんの戦争小説【静かなノモハン】あれは面白い。それから、大江健三郎の【新しい人よ眼ざめよ】という、障害を持つ長男との生活を描いたものもよかった」と答えた。すると横のテーブルから紙ナプキンを持ってきて「へえ」といいながらメモしていたという。

それから1週間ぐらいするとハガキが届く「【静かなノモハン】を読んだけど、とても良かった。いい本を教えてもらった」とお礼の返事であった。城山は総理が本当に読むのかと思っていたので驚いたという。
 
雑誌、【経済界】の創業者の佐藤正忠(さとうせいちゅう)は中曽根が総理に就任してから何通も手紙を頂いたという。しかも代筆でなく全て直筆であるというから驚く。何もマスコミ対策のためにやっているのではない。その証拠に佐藤は中曽根が若いころよく遊説でご一緒することがあったが、飛行機の中、列車に中でも中曽根はハガキを出して太い文字で書いている「見せてあげようか」といわれ「はい。お願いします」といって見せてもらったら、その日にあったある著名人への礼状であったという。
中曽根から手紙やハガキを頂いたという話は沢山ある。この筆まめさが相手の心を捉え、宰相への地位におし上げていったのであろう。

文責 田宮 卓
参考文献
城山三郎 「逆境を生きる」新潮社
佐藤正忠 「佐藤正忠の経営辻説法」 経済界
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  1. 2010/11/07(日) 20:34:33|
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