偉人のエピソード逸話集

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野田佳彦首相の人柄

野田佳彦(のだ・よしひこ)略歴
1957年~(昭和32年~)第95代内閣総理大臣。民主党代表。千葉県船橋市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、松下政経塾に第一期生として入塾。千葉県議二期を経て、1993年、日本新党から立候補し衆議院議員初当選。当選5期。平成21年、財務副大臣に就任。平成22年、財務大臣に就任。

関連サイト
このブログのトップページ(目次)http://bit.ly/xLH35E
野田佳彦(内閣総理大臣)語録 http://bit.ly/wOAUb0
野田佳彦総理誕生(松下幸之助の遺産)http://bit.ly/wySCzN





野田佳彦の知られざる逸話

平成23年9月18日
題名:「野田佳彦首相の人柄」



かつてホンダの創業者、本田宗一郎はどういう経営者に投資をするかと聞かれて「愛嬌のある人」と答えたことがあり、愛嬌のないやつは好かんという。

愛嬌といえばパナソニックの創業者、松下幸之助が真のリーダーとなる政治家を養成するために設塾した松下政経塾があるが、幸之助は入塾試験での面接で採用基準としていたのが「運があるか」「愛嬌があるか」の2点であったことは有名な話である。リーダーは廻りの人に助けられなければならない、だから愛嬌が必要だという。

経営者であれ、政治家であれリーダーの器は、結局のところその人柄がどれだけ多くの人に受け入れられるかで決まってくるのではないかと思う。多くの人に受け入れられる人柄であればそれだけ器量も大きいと言えるだろう。
 
そして野田総理もこの松下政経塾の出身であり、直接、幸之助に面接をされて採用されている。現在、政経塾出身の国会議員が30名以上になるという。そのうち私は20名以上の政経塾出身の国会議員に会ったことがあるが、「え、この人本当に愛嬌あるのかな?」と思う人がいなくはないが、私が知っているなかで一番愛嬌がある人といえば、なんといっても樽床伸二(たるとこしんじ)衆議院議員(現民主党幹事長代行)であろう。樽床さんは何ともいえないキャラクターでタルちゃん、タルちゃんと皆に慕われる。笑うと愛嬌の塊みたいな人である。

今から十数年前になるが、私は大学を出てすぐに、ひょんなことからある国会議員(松下政経塾2期生)の秘書となった。国会での仕事の一つが、2週間に一度のペースで松下政経塾出身の国会議員だけが集まる会議がありその幹事役(事務局)であった。議題や日程や会議室を決めて各議員の事務所に案内を送る。そして会議の時は幹事役なので末席に座り議事録をとるというものであった。

このことは(野田佳彦総理誕生(松下幸之助の遺産)http://bit.ly/wySCzN)のブログでも書いたがもう一度、この会議の主な参加メンバーを記すと野田佳彦(現総理大臣)、前原誠司(民主党政調会長)、玄葉光一郎(外務大臣)、原口一博(元総務大臣)、逢沢一郎(現自民党国対委員長)、中田宏(前横浜市長)、松沢茂文(前神奈川県知事)、樽床伸二(現民主党幹事長代行)、松原仁(現国土交通副大臣)福山哲郎参議院議員(前官房副長官)、鈴木康友(現浜松市長)らであったが、当時は皆、まだ駆け出しの政治家であった。

樽床さんとはこの会議で毎回顔を会わすのだが、会議が始まって20分ぐらいすると何時も「あれ、灰皿ない?」と聞いてくる。私は「申し訳ございません」と慌てて灰皿を用意するのだが、何故かこの会議に限って私は毎回灰皿を用意するのを忘れてしまう。そこで毎回、樽床さんに「灰皿ない?」と聞かれる失態をおかしていた。廻りの議員も私のことを「気の利かない秘書だな」ときっと思っていただろう。20分ぐらいたってから言うのは樽床さんの優しさで「言うまえに気付いて灰皿持ってきてくれよ」と心の中では思っていたのではないかと思う。

そしてこの会議で毎回顔を会わせていた野田(当時は当選2回)さんが総理になったことは驚きであったが、最近、私はテレビの報道で野田さんが愛煙家であることを初めて知り「ゾー」とした。それも一日に2箱も吸う程のヘビースモーカーである。ということは野田さんもこの会議で「なんで何時も灰皿ないんだよ」ときっと思っていたに違いない。

ところが野田さんに「灰皿ない?」と聞かれたことは一度もなかった。私はこれが野田さんの優しさであり人柄だと思う。実は野田さんはこの会議の座長である。そして松下政経塾は体育会系の組織なので、議員としての当選回数が上でも政経塾の先輩に対しては「○○さん」か「○○先輩」と敬意を表して呼ぶ。逆に当選回数が自分より上でも政経塾の後輩に対しては大抵、君づけで呼ぶのが習わしである。

野田さんは政経塾の一期生でありこの会議の座長である。つまり野田さんはこの会議では一番偉そうにしていてもいい立場であるのだが、そのような素振りは微塵も感じたことはなかった。やはり総理になるだけのことはあるかもしれない。私の代議士は政経塾の2期生なので野田さんのことは良くしっており、「野田さんは人格者。昔から人望があり尊敬している」と良く言っていたのを覚えている。

野田総理はどんなに野党に野次られても、挑発に乗らないし低姿勢を崩さない。これも総理の人格といえるであろう。

こういういい話を書けるのも支持率が高い今のうちと思い書いてみた。

9月16日の参議院本会議で、松下幸之助の秘書で野田総理が政経塾に入塾する時の面接官でもあった江口克彦参議議員(みんなの党)が「松下幸之助の教えをどう考えているか」と挑発的な質問をした。それに対して野田総理は「松下さんは私がこの場でとうとうと、師の教えと私の持論を述べることを喜ばないと思う」「総理として、行動をもって師の心に応えて行く」と力強く答弁された。

この言葉通り、くれぐれも国民や松下幸之助翁を失望させることのないように、行動をもって結果を残していただきたい。

最後に松下幸之助翁の言葉を紹介して終わりたい。

「政治家の良否が国の命運を左右し、国民の幸不幸を決める」松下幸之助


文責 田宮 卓
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  1. 2011/11/09(水) 18:29:15|
  2. 野田佳彦総理大臣
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