偉人のエピソード逸話集

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野田佳彦総理誕生(松下幸之助の遺産)

野田佳彦(のだ・よしひこ)略歴
1957年~(昭和32年~)第95代内閣総理大臣。民主党代表。千葉県船橋市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、松下政経塾に第一期生として入塾。千葉県議二期を経て、1993年、日本新党から立候補し衆議院議員初当選。当選5期。平成21年、財務副大臣に就任。平成22年、財務大臣に就任。

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野田佳彦の知られざる逸話

平成23年8月30日
題名:「野田佳彦総理誕生(松下幸之助の遺産)」



「金を残して死ぬのは下だ。事業を残して死ぬのは中だ。人を残して死ぬのが上だ」後藤新平(大物政治家)

本日、野田佳彦衆議院議員が第95代内閣総理大臣に指名された。野田議員は松下電器(現パナソニック)の創業者、松下幸之助さんが晩年に、70億円ともいわれる私財を投げ打って開塾した松下政経塾の1期生である。政経塾は幸之助さんが「いくら商売で成果を上げても、政治がコケれば社会全体が悪くなる。」「一人でいいから本物の政治家を育てたい」こんな思いから設立した塾だといわれる。

私は野田議員が総理大臣に選ばれて思ったことは、幸之助さんの人の見る目の確かさである。これには敬服させられる。野田議員は幸之助さんに「僕の後継者は君しかいない」ととても可愛がられた塾生であった。

政経塾入塾試験の最終面接は幸之助さん自らが行ったが、採用基準は「愛嬌がある人」「運のある人」の2つであった。リーダーは人に助けてもらわなければいけない。だから愛嬌が必要だという。これは誰でも見れば分かるだろう。しかし「運がいい人」これはどうやって分かるのであろうか。幸之助さんに「運がいいかなんて分かるのですか?」と質問した記者がいた。それに対して幸之助さんは一言「わしには分かる」と答えたそうだ。

野田議員は政治家の家系ではない。物心ついた頃から政治に興味はあったようだが、学生時代はジャーナリスト志望で就職活動は新聞社を中心に受けていた。そんな時に父親がたまたま新聞に掲載されていた松下政経塾1期生募集の広告を見つけ、こんなのもあるぞと教えてくれたので何気なく政経塾を受けた。

幸之助さんに面接で聞かれたことは「親戚に政治家はいるか」「いや係類には誰もいません」「ええな」。「お金持ちか」「どちらかというと中の下です」と答える。すると「なお、ええな」。とくに難しい政策の話はなく、主に家庭環境のことを聞かれて面接は終わったという。

故・田中角栄元首相は国会議員になれたのであれば、大臣は努力すれば誰でもなれる。だが総理大臣は時の運がないとなれないと言った。野田議員も運があったから総理大臣になれたといえるだろう。

私は野田議員の話を何度となく聞く機会があった。今から12、3年前、野田議員が2期目の当選をした頃である。私は大学を出てからひょんなことから国会議員の秘書となり国会で働くことになった。その時の仕事の一つが、松下政経塾出身の国会議員だけが集まる会議がありその幹事役(事務局)であった。議題や日程や会議室を決めて各議員の事務所に案内を送る。そして会議の時は幹事役なので末席に座り議事録をとらなければいけなかった。

この会議は2週間に一度ぐらいのペースで行っていた。主な参加メンバーは野田佳彦(現総理大臣)、前原誠司(前外務大臣)、玄葉光一郎(前国家戦略担当大臣兼民主党政調会長)、原口一博(前総務大臣)、逢沢一郎(現自民党国対委員長)、中田宏(前横浜市長)、松沢茂文(前神奈川県知事)、樽床伸二(前国対委員長)らであるが、当時は皆、まだ駆け出しの政治家であった。

ここで、会議での議論の内容を明かすことは出来ないが、皆、純粋な気持ちで政治家になった人達ばかりだということだけは確かである。

私はこの会議で野田議員の議論を何度も聞いていたのだが、まさか総理大臣になるような人物だとは思いもしなかった。

しかし幸之助さんは、国会議員どころかまだ社会にも出ていない野田青年を面接して、それも何気なく受けにきた青年である。総理大臣になれると思ったかどうかは分からないが、そのくらいの資質、運を持っていることを見抜いていたのだろう。さすがは経営の神様である。

もちろん運良く総理大臣になれたがかえって日本が悪くなった。これでは困る。日本の国を良き方向に導いて初めて幸之助さんの意志が成就出来たといえる。もしこのことが実現出来たならば、幸之助さんの残した最大の功績は人を残したことと言えるであろう。

野田総理は、派手さはないが、誠実で堅実で人望がある。党内をまとめ野党とも信頼関係を築き、政治を前に進めてくれることを期待したい。

また私はこの松下政経塾出身者だけが集まる会議を通じて読書の素晴らしさを学ぶことが出来た。松下幸之助さんは好きだったので本は何冊も読んでいた。この会議で本では得られない幸之助さんの教えやエピソードを聞けることを毎回楽しみにしていたが、そこで知り得た幸之助さんに関することは、2、3それは知らなかったなという話はあったが、ほぼ本に書いてあることと同じであった。

ということは何も幸之助さんに直接会わなくても、本を読むことで教えやエピソードを知ることが十分できる。

つまり読書は時空を超えて何時でも古今東西のどんな偉人とも対話ができ、教えを乞うことができるのである。このことに気付けたことは大きかった。

このブログも偉人からの手紙だと思っている。私は偉人からの手紙を皆に渡す配達係に過ぎない。これからも手紙を送り続けたいと思う。


文責 田宮 卓
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  1. 2011/08/30(火) 10:22:36|
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