偉人のエピソード逸話集

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昭和天皇

平成28年10月12日
題名:昭和天皇の雑草観から適材適所を学ぶ




「雑草という草はないんですよ。どの草にも名前はあるんです。どの植物にも名前があって、それぞれ自分の好きな場所を選んで生を営んでいるんです」昭和天皇


先日、『宮中侍従物語』(入江相政編)という本を読んだ。この本は侍従から見た昭和天皇のエピソードが満載である

その中の一つに昭和天皇のお人柄やお心の広さが垣間見れる、強烈に印象に残るエピソードがあった


9月中旬、両陛下が那須の御用邸に行かれている間に、田中直(なおる)という侍従が、両陛下が普段、住んでおられる皇居内の吹上御所の庭をきれいにするため雑草を刈った


両陛下が戻られ、田中侍従は庭をきれいにしたのだから褒められると思ったが、昭和天皇は珍しく語気を強めてこのような内容で叱責したという

「どんな植物でも、みな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方でこれを雑草としてきめつけてしまうのはいけない。注意するように」


アメリカの19世紀最大の思想家、エマーソンは

「雑草とは何か?それはその美点がまだ発見されていない植物である」


と言ったが、昭和天皇もこれと同じようなお考えであったのであろう


このエピソードで昭和天皇のお人柄が垣間見れると思ったのは、このことは人間の世界にもあてはまると思ったからである


この世に生まれてきた人は、どんな人であれ、何かしらの役割があり無駄な人は一人もいない。昭和天皇はこのような広いお心を持っていたのではなかろうか


このエピソードを知って、思い出されるのが、経営の神様、松下幸之助(パナソニック創業者)である


松下幸之助は

「この世に存在するものは一切不要なものはない。どのような悪人でも、毒物でも、使い方によっては全部役に立つ」


と語り、無口で物凄く暗い社員を葬儀担当に抜擢したという話を聞いたことがある


松下幸之助は人事の天才でもあった





昭和天皇(しょうわてんのう)経歴(プロフィール)
1901年~1989年(明治34年~昭和64年)日本の第124代天皇。明治天皇崩御で皇太子に即位。大正天皇崩御で第124代天皇に践祚(せんそ)。御前会議の「聖断」で終戦。マッカーサー元師をご訪問。人間宣言を発布、日本と世界の平和を願った。87歳で没


入江相政(いりえ・すけまさ)略歴
【1905年~1985年】日本の歌人・随筆家。昭和天皇の侍従・侍従長を長く務めた。1905年6月29日、 現・東京都港区西麻布で生まれる。東京帝国大学文学部を卒業して学習院の講師となる。学習院の教授に就任。宮内省侍従職侍従となる。侍従次長を経て、侍従長に就任。1990年、『入江相政日記』が公刊される


ラルフ・ワルド・エマーソン経歴(プロフィール)
【1803年~1882年】アメリカの思想家、哲学者、作家、詩人、エッセイスト。マサチューセッツ州ボストンで生まれる。18歳でハーバード大学を卒業し21歳までボストンで教鞭をとる。 その後ハーバード神学校に入学し、伝道資格を取得し、牧師となった


松下幸之助(まつした・こうのすけ)経歴(プロフィール)
【1894年~1989年】現パナソニック創業者。和歌山県生まれ。小学校4年で、家庭の事情で学業を断念し大阪の火鉢店で丁稚奉公。大正6年大阪電灯を退職し独立。昭和5年ラジオの生産・販売開始。昭和10年株式会社に改組。松下電器産業発足。一代で世界的な総合家電メーカーに育て上げ経営の神様と言われる。94歳没
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  1. 2016/10/12(水) 23:41:57|
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