偉人のエピソード逸話集

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石坂泰三(経団連2代会長)

石坂泰三(いしざか・たいぞう)略歴(プロフィール)
1886年~1975年(明治19年~昭和50年)経団連2代会長。東芝元社長。第一生命元社長。東京・下谷生まれ。東京帝国大学法学部卒後、逓信省入省。大正4年、第一生命入りし、昭和13年に社長に就任。昭和24年、東芝社長に就任して東芝再建に尽力。昭和31年、経団連会長。以降、6期12年間、財界のトップリーダーとして活躍し、財界総理と呼ばれた。88歳で没。

関連サイト
このブログのトップページ(目次) http://bit.ly/xLH35E
石坂泰三(経団連2代会長)語録 http://bit.ly/xzOu7y





石坂泰三の知られざる秘話


題名「外国人を唸らせたかっこいい日本人①」

戦後のわが国での外務省の新人研修で「外交官というのは、外交、政治、経済、哲学、歴史、文学、芸術が分かって人間を完成させ、その人間的魅力で相手とわたりあう仕事である」と教えていたらしい。教養がない人とは話もしたくないという外国のエリートは多い。外国のエリートとわたりあうにはなによりも深い教養が求められ、それに基づく人間的魅力が必要であるが、そういった点で外国人から尊敬された「かっこいい」日本人がかつての財界にはいた。

財界で外国人に尊敬された日本人といえばまず名前があがるのが石坂泰三(いしざかたいぞう)(第一生命社長、東芝社長、第2代経団連会長、万国博会長等、歴任)であろう。世界各地に一流の人物を友人、知人に持っていた石坂は英語ならシェイクスピア、テニソン、エマーソン、カーライル、バイロン、スコット、ドイツ語ならゲーテ、シラー、アンデルセン等、全て原書を読破して教養を身につけていたという。

ある時、石坂がスコットランドを訪れた時のこと。石坂を招待してくれた英国の実業家と月夜の晩一緒に散歩をした。ゆっくりと歩きながら、石坂がスコットの「湖上の美人」の一節を朗々と吟じ出したので同道した英国人が驚嘆した。英国人でも滅多に諳んじている人がいないのに、東洋の実業家が英国の古典を朗々と吟じたのだから無理はない。逆に考えれば、こちらが外国人を地方に案内したら、その外国人がその地のゆかりの謡曲、民謡を唸りだすようなものだ。

スコットランドのような例はいくらでもあり、石坂はスイスではシラーの「ウィルヘルム・テル」の一節を披露し国際会議でやんやの喝采を受けたこともあった。かくして年ごとに、石坂の英語、ドイツ語の教養の深さは世界の実業家の間で有名であり、外国人に尊敬された日本での最高の国際人であった。 

文責 田宮 卓

参考文献
梶原一明 「石坂泰三 ぼくは仕事以外の無理は一切しない」 三笠書房
城山三郎 「もう、きみには頼まないー石坂泰三の世界」 文春文庫
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  1. 2010/10/05(火) 05:45:52|
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